顔や体がつっぱる感じがする、肌が乾燥しやすい、化粧のノリが悪いなどの症状が見られる「乾燥肌」は、多くの人が悩む肌トラブルの一つです。
冬季に限らず、年間を通じて適切な対策を行わないと、様々な肌の問題を引き起こす可能性があります。
日々のセルフケアは重要ですが、乾燥肌の改善には「美容鍼」が特に効果的です。
美容鍼は血行を良くすることで、美肌効果だけでなく全身の不調も和らげることができる注目の美容テクニックです。
この記事では、乾燥肌が起こる理由と、その改善方法について詳しく解説します。
美容鍼に関心がある方は、ぜひご覧ください。
乾燥肌とは
「乾燥肌」は、肌の水分と油分が不足し、表面の潤いが失われた状態を指します。
「ドライスキン」とも呼ばれるこの状態では、肌の保湿力が低下しています。
そのため、肌荒れを起こしやすく、外部の刺激から肌を守る「バリア機能」も弱まっています。この状態が続くと、様々な肌トラブルの原因となる可能性があります。
乾燥肌によく見られる症状は以下の通りです。
・全身の肌がカサカサする
・入浴や洗顔後に肌がつっぱる
・肌にかゆみがある
・肌に白い粉をふいたような状態になる
・化粧のノリが悪く、崩れやすい
・肌にシワやひび割れができる
特に膝、すね、ひじ、足の裏、頬、目の周り、口の周りは油分の分泌が少ないため、乾燥する前に保湿などのケアを行うことが大切です。
乾燥肌の主な原因
乾燥肌の主な原因は、「肌のバリア機能の低下」にあります。
人間の肌は外側から「表皮・真皮・皮下組織」という3つの層で構成されています。一番外側の「表皮」にある「角質層」がバリア機能を担っています。
このバリア機能が正常に働いていると、肌内部の水分や脂質が逃げるのを防ぎ、外部からの刺激やアレルギー物質、細菌、ウイルスなどの侵入を防ぐことができます。
しかし、何らかの理由で外部からのダメージを受けて表皮が傷ついたり薄くなったりすると、バリア機能が低下してしまいます。
肌のバリア機能が低下する主な原因には、以下のようなものがあります。
・肌の新陳代謝の乱れ
・エアコンによる空気の乾燥
・紫外線によるダメージ
・不規則な生活習慣
・年齢による皮脂量や保湿因子の減少
・不適切なスキンケア
・ビタミンB群の摂取不足
これらの原因により、外部からの刺激が肌の内部に侵入しやすくなり、様々な肌トラブルを引き起こす可能性が高まります。
乾燥肌を防ぐには、「肌のバリア機能」を守ることが重要です。
乾燥肌を改善する方法
乾燥肌を改善するためには、毎日のスキンケアが非常に大切です。
洗顔や入浴の後は、保湿効果の高い化粧水や乳液を使って肌を潤すことが重要です。
「ヒアルロン酸」「グリセリン」「セラミド」など、高い保湿効果を持つ成分が含まれた化粧品の使用をおすすめします。
さらに保湿クリームや「ワセリン」などの油分を含む製品を塗って、水分を逃がさないようにします。
乾燥肌の悪化を防ぐには、「紫外線」や「空気の乾燥」などの外部刺激から肌を守ることも重要です。
外出時は日焼け止めを塗り、帽子や日傘を使用して紫外線から肌を保護しましょう。
また、肌の新陳代謝は睡眠中に促進されるため、質の良い睡眠や栄養バランスの取れた食事、十分な水分補給を心がけることも大切です。
乾燥肌の改善には、外側と内側の両方からアプローチすることが効果的です。
乾燥肌改善に効果的な美容鍼
「美容鍼」は、体中に存在するツボ（経穴）を鍼で刺激することで、様々な肌トラブルや体の不調、痛みを改善する美容法です。
皮下組織や筋肉を直接鍼で刺激することで血行が促進され、体の免疫力が高まり、自然治癒力が強化されます。
皮膚を守る役割を持つ表皮や真皮に含まれる「コラーゲン」や「セラミド」などの成分の生成が促進され、新陳代謝も活発になります。
美容鍼の施術により、小顔効果、リフトアップ、むくみやたるみの改善、ほうれい線やしわの軽減、シミやくまの改善、ニキビの治療など、乾燥肌や肌荒れの症状を改善することができます。
肌の内側からアプローチすることで、乾燥肌をはじめとする肌トラブルだけでなく、頭痛、肩こり、不眠、冷えなどの自律神経症状も改善できるのが大きな魅力です。
美容鍼の施術を継続的に受けることで、肌の状態を良好に保ち、肌質の改善も期待できます。
乾燥肌を防ぎ、本来の若々しい肌を取り戻すためにも、美容鍼の施術をお試しいただくことをおすすめします。
まとめ
いかがでしたか？
乾燥肌を改善するには、日々の保湿ケアを行うことも重要ですが、体の内側からアプローチできる「美容鍼」を取り入れることも効果的です。
美容鍼は乾燥肌の改善だけでなく、様々な肌トラブルを改善することができる美容法です。
ぜひ一度、美容鍼の施術を体験して、その効果を実感してみてください。
執筆者：Beene鍼灸師